名鉄観光サービス 雇用調整助成金を不正受給 29億円余返納

名古屋市の旅行会社「名鉄観光サービス」は、国の雇用調整助成金、2200万円余りを不正に受給していたと発表しました。これを受けて、受け取った助成金の全額と違約金や延滞金を合わせて29億円余りを愛知労働局に返納したということです。

これは「名鉄観光サービス」が15日に記者会見を開いて明らかにしたもので、新型コロナの影響で従業員を休ませるなどして雇用を維持した場合に支払われる国の雇用調整助成金、2200万円余りを不正に受給していたことが確認されたとしています。
不正受給は富山支店や金沢市にある北陸支店など合わせて26の支店で見つかり、実際は従業員が出勤しているのに、新型コロナの影響で仕事を休ませたなどとするうその書類を作成し、提出していたということです。
これを受けて、15日、愛知労働局から支給決定の取り消しと助成金の返還を求める通知書を受け、会社では2020年4月からの2年間で受け取った助成金の全額と違約金や延滞金を合わせて29億円余りを返納したということです。
記者会見した名鉄観光サービスの溝口明宏経営戦略部長は「多大なるご迷惑、ご心配をおかけし、心より深くおわび申し上げます。二度と同じことが起こらないよう、再発防止策を実施し、信頼回復に努めたい」と述べました。