警察と鉄道会社が合同訓練 不審者への対応など確認 名古屋

電車内に刃物を持った不審者がいるという想定で、警察と鉄道会社が対応方法などを確認する合同訓練が名古屋市で行われました。

14日は名鉄常滑線の大江駅で愛知県警と鉄道会社による合同訓練が行われ、生物化学兵器などを使ったテロ事件に対応する専門部隊に所属する警察官などと鉄道会社の社員、あわせておよそ80人が参加しました。
訓練は電車内に刃物を持った不審者がいるという想定で行われ、駅員たちは、警察への通報や乗客の避難、警察官を現場に誘導するまでの流れを確認しました。
そして、駆けつけた警察官が、大声を出して暴れる不審者をさすまたなどを使って取り押さえていました。
続いて、車内に放置されたペットボトルから化学物質の液体が漏れて乗客に負傷者がいるという想定の訓練では、防護服を着た隊員が、不審物を回収するとともに車内で倒れていた負傷者を救助していました。
訓練に参加した名古屋鉄道の御堂直弘安全統括課長は「いい訓練になったと思います。お客さんの安全を守るためにも今後も訓練を重ねていきたいです」と話していました。