愛知・豊橋 水路上に建てられた ”水上ビル”の朝市にぎわう

愛知県豊橋市の中心部にあるレトロな商店街で毎月恒例の朝市が開かれ、多くの人でにぎわいました。

この朝市は戦後、水路の上に建設された全国的にも珍しい商店街、通称”水上ビル”を活気づけたいと、商店街で食品の販売店を営む男性が企画し、おととし3月から毎月開いているものです。
朝市が開かれた日は雨が降るなか、商店街の店舗や県内外から集まった飲食店や雑貨店などおよそ100店舗が出店しました。
訪れた買い物客は思い思いの商品を手に取ったり、店員との交流を楽しんだりしていました。
また、会場ではギターの演奏やトランプを使った手品が披露され、足を止めて楽しむ人の姿も見られました。
頻繁に朝市を訪れるという豊橋市の女性は「10回ほど訪れています。豊橋だけではなく他の地域のお店も知ることができて楽しいので、毎月わくわくしながら来ています」と話していました。
また、花屋でブーケを購入した男性は「翌日が彼女の誕生日なので買いました。一時期は商店街の雰囲気が暗く感じたこともありますが、朝市が始まってから明るくなっています。地元が盛り上がって嬉しいです」と話していました。
イベントを主催する中川清史さんは「朝市のおもしろさは、店主とお客さんの垣根がないところだと思います。レトロな雰囲気の商店街で、来るたびに新しい発見があるような場所にしていきたいです」と、次回開催への思いを話していました。
”水上ビルの朝市”は毎月第1月曜日の午前10時から午後2時まで開かれています。