岐阜 障害者のアートがバレンタインのチョコにプリント

岐阜県内などに住む障害のある人たちのアート作品をプリントしたチョコレートが名古屋市のデパートで開かれているバレンタインフェアで販売されています。

このチョコレートは「岐阜県障がい者芸術文化支援センター」=「TASCぎふ」が障害のある人たちの作品を手に取ってもらうとともに作家が経済的な対価を得られることを目指し、国内最大級とされるバレンタインフェアへの参加を企画しました。
製造には岐阜県各務原市の洋菓子店が協力し、愛知県産や岐阜県産の果物などが入った6種類のチョコの表面に花柄や幾何学模様など作家たちが描いたデザインがプリントされています。
知的障害があり、岐阜市の共同作業所で働いている神谷はるみさん(66)は招き猫のデザインが採用され、「みんなに見てもらいたいと思って絵を描きました。チョコになると思わなかったので本当にうれしいです」と笑顔を見せていました。
「TASCぎふ」の古田菜穂子さん(62)は「チョコを販売して終わるのではなく、できあがったものをさらに新しいものづくりにつなげ、障害のある作家やその親、施設の人たちの励みになれば」と話していました。
このチョコレートはジェイアール名古屋タカシマヤで14日まで販売し、収益の一部は作家に還元されるということです。