職員へのパワハラめぐる問題 東郷町長が議会の特別委で証言

愛知県東郷町の井俣憲治町長が町の職員に対し、パワーハラスメントにあたる発言をしたなどと指摘されている問題を巡り、調査のための町議会の特別委員会が開かれ、参考人として招致された井俣町長が「ハラスメントと言われてもしかたがない発言もあったと認識している。本当に申し訳ない思いだ」と述べました。

6日開かれた東郷町の町議会の特別委員会には、井俣町長が参考人として出席しました。
この中で、委員の1人から改めて指摘を受けている発言についての認識を問われると、井俣町長は、「限られた任期で町の未来のために必要なことをいち早く実現させなければという思いが強すぎた。ハラスメントと言われてもしかたがない発言もあったと認識している。対象となるすべての職員に対し本当に申し訳ない思いだ」と述べました。
また、これまで9回にわたりハラスメントを防止する研修を受けたと説明し、「世の中の常識の変化に追いつけていなかったことがわかり、反省する機会となった」と述べました。
一方で、みずから進退については、特別委員会とは別でこの問題を調査している第三者委員会の結論を待ってからどうするのか検討する考えに変わりがないとしています。
委員会のあと、井俣町長は、「ハラスメント撲滅に向けて動くという議会としての意思だと思うので、私自身もしっかりと事案を見つめ直していきたい」と話していました。