スタートアップ支援や防災拠点整備 愛知県新年度予算案判明 

愛知県は、秋に開業するスタートアップの支援拠点「STATION□Ai」の運営費や、南海トラフ巨大地震に備えた防災拠点の整備費などを盛り込んだ一般会計の総額で2兆7900億円余りの新年度・令和6年度予算案をまとめました。

愛知県の新年度予算案は、一般会計の総額で、2兆7949億円で、新型コロナ対策費が減ったことなどから、今年度の当初予算より1708億円、率にして5.8%少なくなりました。
この中では、ことし10月に開業するスタートアップの支援拠点「STATION□Ai」の整備費や運営費など、スタートアップの育成のため、あわせて128億円余りが計上されています。
また、南海トラフ巨大地震などの災害に備え、豊山町に支援物資の集積基地となる「基幹的広域防災拠点」を整備する費用などとして45億9000万円余り、来年夏にオープンする「愛知国際アリーナ」の整備費などとしておよそ256億円が、それぞれ盛り込まれています。
このほか、私立の幼稚園や学校を対象に、空調設備の設置や、スクールバスの購入にかかる費用を新たに補助するため、あわせて7億円が計上されています。
愛知県は、この予算案を、今月19日に開会する県議会に提出することにしています。