岐阜のNPOが能登半島地震で被災したペットを無料受け入れへ

能登半島地震で被災した人のペットを保護しようと岐阜市のNPO法人は今後、要請があれば50匹程度を無料で受け入れたいとしています。

災害救助犬の育成や動物の保護活動に取り組む岐阜市のNPO法人「日本動物介護センター」は1月9日から15日まで今回の地震で被災した石川県と富山県の避難所を訪れ、ペットと一緒に避難生活を続けている人に困りごとを聞いたり、ペット用品を届けたりしました。
避難所の中にはペットを同伴できないところもあるため、車中泊や倒壊した自宅にペットを残して避難所と往復している飼い主もいたということです。
センターは東日本大震災などで被災したペットを受け入れた経験があり、今回も避難先での飼育が難しくなった大型犬を一時的に保護したということです。
避難生活の長期化はペットの体調悪化につながる上、仮設住宅や2次避難先では飼育が禁じられるなど、災害時のペット支援の需要は時間が経過するにつれて増す傾向にあるということです。
日本動物介護センターの山口常夫理事長は「これからがわれわれの役目になる。つらい思いをするペットが出ないよう支援を続けたい」と話していました。
センターは今後、被災した犬や猫など最大50匹程度を無料で受け入れる予定で、毎日、午前10時から午後5時まで、電話番号058ー264−4454で受け付けています。