三重 鳥羽の博物館 海藻を入れた「海の七草がゆ」

1月7日、三重県鳥羽市の博物館では、春の七草の代わりにヒジキやワカメなどの海藻を入れた「海の七草がゆ」がふるまわれました。

鳥羽市立海の博物館では、漁業が盛んな国崎町で刻んだ海藻を神棚に供える「ナナクサタタキ」をもとに、「海の七草がゆ」を考案し、毎年、1月7日に来館者にふるまっています。
7日は平賀大蔵館長がヒジキやワカメ、フノリなどの海藻と青菜、あわせて7種類を包丁で細かく刻みました。
そして、大きな鍋で炊かれたかゆと混ぜ合わせて完成し、早速、来館者たちが無病息災を願いながら磯の香りのする特別なおかゆを味わっていました。
愛知県から訪れた40代の女性は「思った以上に香りが良くて、ヒジキがしゃきしゃきしておいしいです。ことしは良くないニュースが続いているので、このおかゆを食べて乗り切りたいです」と話していました。
鳥羽市立海の博物館の平賀館長は「海藻が体によいことは知られていますが、海藻をたくさん食べることでことし1年、頑張ってほしい」と話していました。