養鶏場で鳥インフルエンザウイルス検出 岐阜・山県

4日岐阜県山県市の養鶏場で多数のニワトリが死んでいるのが見つかり遺伝子検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
愛知、岐阜、三重の3県での感染確認は今シーズン初めてで、岐阜県はおよそ5万羽のニワトリの処分を進めています。
岐阜県によりますと、山県市の養鶏場で、4日、162羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、このうちの10羽について、遺伝子検査を行ったところ高病原性の「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
岐阜県はこの養鶏場のニワトリ、およそ5万羽を処分し、消毒などの防疫措置を行うことにしています。
また、半径3キロ以内を、ニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、3キロから10キロ以内を区域外への出荷などを禁止する「搬出制限区域」に指定しました。
「移動制限区域」に卵などを出荷している農家はありませんが、「搬出制限区域」にある13の農場のおよそ158万羽については、異常がないことが確認され国との協議が整うまで出荷できなくなります。
古田知事は「緊張感を持ち、農家と一緒になって対応していく」と述べました。
岐阜県によりますと、県内の養鶏場での鳥インフルエンザの感染確認は令和3年1月以来で、愛知、岐阜、三重の3県では今シーズン初めてです。