名古屋市が「メタバース図書館」を開館

名古屋市図書館は、若い人にも図書館の楽しみ方を知ってもらおうと、インターネット上の仮想空間、メタバースで利用できる図書館を30日午前10時にオープンします。

「NAGOYAメタバース図書館」と名付けられた仮想空間上の図書館は、名古屋市図書館が10月、開館から100年を迎えたことを記念して、30日から令和6年年3月末までの期間限定で設けられます。
この中では「アバター」と呼ばれる自分の分身を操作して、▼最新の図書館をイメージした館内を見て回ったり▼名古屋市図書館の司書が朗読する世界の童話を聞いたりすることができます。
また、太宰治の『人間失格』などの人気の本を読むこともできるということです。
「メタバース図書館」は、30日午前10時に開館し、名古屋市図書館のホームページから、誰でも無料で入れるということです。
名古屋市図書館によりますと、公立の図書館がメタバース上に図書館をオープンするのは全国でも初めてだということで、今後は、100年前の開館時を再現し、貴重な資料を見ることができる仮想空間もオープンさせたいとしています。
名古屋市図書館は「ふだん図書館に足が向かない若い人にも、図書館の楽しみ方を知って欲しい」としています。