愛知 春日井 不審車両が逃走 警察官が拳銃一発を発射

17日、愛知県春日井市で警察官が、警告したにも関わらず発進した不審な車に、拳銃1発を発射しました。
車はそのまま逃走し、けがをした人などはいなかったということで、警察は「現時点では適正な拳銃使用と考えている」とコメントしています。

17日午後4時半ごろ、北名古屋市の国道22号で、ナンバープレートを変造していた不審な白い乗用車を、愛知県警察本部の機動捜査隊員が見つけ追跡しました。
隊員が、春日井市中野町の駐車場で、乗用車から降りてきた男に職務質問をしたところ、男は乗用車に乗り込み、ドライバーを振りかざすなど隊員を威嚇したうえで発進させたということで、隊員は警告したあと、乗用車に向けて拳銃1発を発射しました。
警察によりますと、弾丸は乗用車後方の右側面に当たったとみられますが、乗用車はそのまま逃走し、けがをした人などはいなかったということです。
警察によりますと、乗用車に乗っていたのは、50代から70代くらいの、右腕に入れ墨が入った小太りの男だということで、警察は公務執行妨害の疑いで行方を追っています。
愛知県警察本部機動捜査隊の松岡秀秋副隊長は「現時点で適正な拳銃使用と考えています。詳細は今後確認していく」とコメントしています。