名古屋で日本と台湾の観光交流促進考える観光サミットが開催

日本と台湾の観光交流を促進することを目的に年に1回行われている「日台観光サミット」が9月8日、名古屋市で行われました。

「日台観光サミット」は2008年から日本と台湾の各地で行われているもので、ことしのサミットは愛知県が開催地となりました。
9月8日に名古屋市のホテルで行われた国際会議では日本と台湾の観光協会や政府、自治体、旅行会社などからおよそ210人が集まりました。
開催地を代表して愛知県の大村知事が「台湾から愛知県を訪れる外国からの旅行者で2番目に多いのは台湾だ。台湾からより多くの方の来県を期待している」などと挨拶しました。
会議では新型コロナの感染拡大前の2019年と比べて台湾から日本に訪れる人は7割ほどに回復した一方、日本から台湾を訪れる人は3割程度とどまっている現状が報告され、人手不足やオーバーツーリズムの観点からも協力して地方への誘客を強化していくことなどを確認していました。
最後に観光で双方を訪れる人をコロナ禍以前の2019年の水準に戻すことを目指すことなどを定めた「愛知宣言」をとりまとめました。
台湾から訪れている関係者はジブリパークや熱田神宮など愛知県内の観光地の視察も合わせて行っています。