「名古屋栄三越」が営業時間を短縮へ 収益性向上狙い

「名古屋栄三越」は10月から来年3月まで、全体のおよそ半分のフロアで閉店時間を1時間早めることになりました。
買い物客が少ない時間帯の店の運営コストを削減し、収益性向上を図るのが狙いです。

「名古屋栄三越」は現在、地下2階から9階までの全館で午前10時から午後8時まで営業しています。
しかし、発表によりますと、レストランと免税カウンターを除く4階から9階のフロアについて、閉店時間を1時間早め、午後7時までの営業にすることを決めたということです。
期間は10月1日から来年3月末までで、買い物客が少ない時間帯の電気代などの運営コストを削減し、収益性向上を図るためだとしています。
また、営業時間の短縮にともない、従業員の帰宅時間が早まったり、買い物客が多い日中の時間帯に販売員を多く配置できるといった労働環境の改善も見込めるとしています。
一方、来年度以降の営業時間については、今後の収益性の改善状況などをふまえて検討するとしていて、名古屋三越では「利用の多い時間帯の販売体制を強化できるので、サービス向上にもつながる」と話しています。