岐阜 高山 孫悟空が食べたとされる桃 「蟠桃」の収穫

中国の長編小説「西遊記」の主人公、孫悟空が食べたとされる桃、「蟠桃」の収穫が岐阜県高山市で行われています。

中国が原産の「蟠桃」は平らな形が特徴の桃で「西遊記」の中で孫悟空が食べて不老長寿になったとされています。
高山市江名子町の樋口義孝さんの農園では40年ほど前から「蟠桃」を栽培していて、今の時期は「大紅蟠桃」と、「千年蟠桃」という品種の収穫が行われています。
樋口さんは桃の色を確認しながらはさみで切り取り、妻の弘美さんの持つかごに入れていました。
春先の遅霜により収穫量は少し減る見込みですが、台風による大きな影響もなくおいしい桃が育ったということです。
樋口さんは「わが子のように大切に育てています。糖度も20度前後と甘く、例年にも増しておいしい桃ができたので、食べて暑い夏を乗り越えてほしい」と話していました。
収穫は品種を変えながら9月中旬頃まで行われるということです。