ツーリングシーズン前に白バイ隊員がバイクの安全な乗り方指導

ツーリングのシーズンとなる夏の時期に合わせ、バイクの愛好家たちが愛知県警察本部の白バイ隊員から安全な乗り方を学ぶ教室が愛知県豊田市で開かれました。

愛知県豊田市の自動車学校で開かれた講習会には、愛知県警察本部の白バイ隊員や地元のバイクの愛好家などおよそ30人が参加しました。
はじめに参加者たちはバイクに乗る際の基本的な姿勢を確認し、事故を回避するためのポイントとして目線を上げて運転することが重要だと学びました。
続いて、全国大会で優勝した経験のある白バイ隊員2人が白バイを運転して障害物のよけ方や安全な停止のしかたなど細かな運転技術を披露しました。
最後に参加者たちは実際にバイクを走らせて白バイ隊員から自分の運転のくせなどについて指導を受けながらバイクの安全な乗り方について学んでいました。
警察によりますと、県内ではことし6月末までに原付きやバイクに乗っていて死亡した人は14人で、去年の同じ時期と比べて2人増えているということです。
警察は過去5年では7月と8月に二輪車の事故が多くなる傾向があるため、取締りや啓発を強化するということです。
市内から参加した50代の男性は「ふだん公道で練習できない動作も確認できてよかったです。休みの日など運転する際には気をつけたいです」と話していました。