名古屋栄 高級ホテル開業へ  ターゲットは海外富裕層

名古屋・栄に海外の富裕層をターゲットにした高級ホテルが7月にオープンするのを前に、報道関係者向けの内覧会が開かれました。

7月に名古屋・栄にオープンする「TIAD」は山口県に本社を置く冠婚葬祭を手がける企業が運営し地上14階建て、客室150室の全てが広さ50平方メートル以上で、1泊最低5万円の高級ホテルです。
このうち1泊60万円からの最も高価な客室、「プレジデンシャルスイート」は最上階の14階に位置し、広さ115平方メートルで浴室や寝室からも久屋大通公園を臨むことができます。
世界的なホテルチェーン、「マリオット・インターナショナル」とも提携していて、海外からの富裕層を主なターゲットとしているほか結婚式場やレストランを備え地元客の需要も取り込むことを想定しているということです。
ホテルの中澤旬史総支配人は「栄という名古屋の中でも非常に象徴的な場所に位置する強みを生かしていきたい。新しい名古屋の一面を切り開く一助になればと思う」と話していました。
愛知県と名古屋市は、最大20億円の補助金を創設して最高級ホテルの誘致を進めていてこのホテルのほか、同じく栄地区にはヒルトンが運営する「コンラッド名古屋」や名古屋城近くのホテルナゴヤキャッスルの跡地に高級ホテルの開業が相次いで予定されています。