マイナカード 希望しない「保険証一体化」 愛知瀬戸も

厚生労働省は、本人が希望していないにもかかわらず、健康保険証とマイナンバーカードを一体化する手続きをとっていた、全国の5つの自治体名を公表しました。その中には愛知県瀬戸市もありました。

健康保険証とマイナンバーカードの一体化をめぐっては、他人の情報が登録されたケースが7300件余り確認されているほか、本人が希望していないにもかかわらず、一体化されていたケースが5件あることが明らかになっています。
希望していないのに一体化された5件は、自治体の窓口で、新しいマイナンバーカードの交付手続きを行う際、本人の希望をよく確認せずに事務処理を行ったのが原因とみられ、厚生労働省は、自治体名を公表しました。
それによりますと茨城県鹿嶋市、愛知県瀬戸市、三重県玉城町、大阪府河内長野市、和歌山県御坊市となっています。
政府は、マイナンバーカードをめぐる不安や疑問がある時には「マイナンバー総合フリーダイヤル」、0120−95−0178に問い合わせてほしいと呼びかけています。
また、瀬戸市の情報政策課は、事務処理の誤りで本人が健康保険証とマイナンバーカードの一体化を希望していないのに登録したケースが1件あったとしていて、すでに厚生労働省に申請し解除されているということです。
その上で、「再発防止を徹底し、2度とないようにしていく」としています。