愛知 豊川市の総合病院も被害受け臨時休診に 設備の復旧急ぐ

記録的な大雨で大きな被害が出た愛知県豊川市では総合病院も浸水の被害を受けました。
病院では5日は一部の診察を除いて臨時休診とした上で、設備の復旧を急いでいます。

豊川市小坂井町にある総合青山病院は院内が浸水する被害を受け、病院によりますと床から30センチほどの高さまで水につかったということです。
この浸水で院内にあるCTなどの設備が使えず手術ができなくなっていて、予定を延期したり、緊急性の高いものは、ほかの病院に依頼したりするなどして、対応しているということです。
また、サーバーがある部屋も浸水して一部の電源が使えず電源不足となっているため5日は薬の処方などの機能に限って運用しているということです。
このため病院では5日は予約していた患者への薬の処方などの一部の診察を除いて臨時休診とした上で、設備の復旧を急いでいます。
薬の処方を受けにきた50代の女性患者は「大変な状況でも薬を処方してもらえたので助かりました。少しでも早く、ふだんどおりに戻ってほしいです」と話していました。
病院の鈴木亜紀事務長は「復旧のメドはまだ立たないが、少しでも早く従来の医療を提供できるよう復旧を急ぎたいです」と話していました。