長崎市の「世界平和祈念市民大行進」10月26日に実施

世界で核の脅威が高まる中、核兵器廃絶の実現を長崎から世界に訴えようと、ことしも例年と同じく10月に被爆者や市民が参加して長崎市内を行進する「世界平和祈念市民大行進」が行われることになりました。

「世界平和祈念市民大行進」は、原爆の犠牲者を追悼し、世界に平和の尊さを訴えようと1972年から毎年行われていて、去年はおよそ1000人が参加しました。

19日は、長崎市や被爆者などでつくる大行進の実行委員の総会が長崎市役所で開かれ、はじめに、会長を務める長崎市の鈴木市長が「核兵器廃絶への道は厳しさを増すばかりか、再び使われるのではないかと危機感が一層高まっている。緊迫した状況だからこそ、一人一人が力を合わせて取り組んでいくことが重要だ」と挨拶をしました。

このあと、総会では、ことしの大行進を国連軍縮週間にあわせて10月26日に行うことが決まりました。

また、行進のコースは、例年通り、長崎市の平和祈念像がある平和公園から二手に分かれて出発し、爆心地公園までに向かう2キロ弱のコースで行われることになりました。