15日までの大雨で県内各地で被害 長崎市では道路が陥没

県内は先週末から15日にかけて大雨となり、この影響で各地で土砂が崩れるなどの被害が出ました。
このうち、長崎市では川沿いの道路が長さ20メートルにわたって陥没していて、市は、う回路を利用するよう呼びかけています。

梅雨前線の影響で長崎県では先週末から15日にかけて大雨となり今月12日の降り始めから15日午後4時までの雨量が五島市で343.5ミリで平年の7月1か月分を超えたほか、長崎市脇岬で215.5ミリに上りました。

この雨の影響で県内各地で土砂が崩れるなどの被害が出ていて、このうち、長崎市西山町の川沿いの市道では幅3メートル、長さ20メートルにわたって陥没しました。

市は崩れた部分をブルーシートで覆うなどの対応を行ったほか、周辺のおよそ160メートルの区間を通行止めにしています。

現場は長崎大学片淵キャンパスに近い住宅街で、市は現場に近づかず、う回路を利用するよう、呼びかけています。

また、気象台によりますと県内は引き続き、大気の状態が非常に不安定となっていて、雨雲が予想以上に発達した場合、警報級の大雨となるおそれがあり、16日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に注意・警戒するよう呼びかけています。