県内は16日明け方から再び激しい雨 土砂災害に注意・警戒

県内は16日明け方から再び激しい雨 土砂災害に注意・警戒

梅雨前線の影響で長崎県では今月12日の降り始めからの雨量が340ミリを超えているところがあります。
県内では16日明け方から昼前にかけて再び激しい雨が降る見込みで、これまでの大雨で地盤の緩んでいるところがあることから気象台は引き続き土砂災害などに注意・警戒するよう呼びかけています。

気象台によりますと、対馬海峡にある梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、九州北部は大気の状態が非常に不安定になっています。

長崎県では、14日の朝、五島で線状降水帯が発生し猛烈な雨が降るなど大雨となり、今月12日の降り始めから15日午後4時までの雨量は福江空港で343.5ミリ、五島市で342.5ミリと平年の7月1か月分を超えているほか、雲仙岳で218ミリ、長崎市脇岬で215.5ミリに達しています。

気象台によりますと、暖かく湿った空気は16日にかけて九州北部に流れ込む見込みで、長崎県では16日明け方から昼前にかけて局地的に雷を伴い多いところで1時間に30ミリの激しい雨が降る見込みです。

16日夕方までの24時間に降る雨の量は県内の多いところで100ミリに達する見込みです。

また、16日の夜にかけては落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。

このため気象台では、引き続き、16日の夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に注意・警戒をするとともに、16日の夜にかけて落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。