午前から気温上昇 厳しい暑さとなる見込み 熱中症への対応を

長崎県では、8日も午前中から気温があがり、島原市ではすでに33.6度を観測しています。
このあとも厳しい暑さとなる見込みで、長崎地方気象台と環境省は熱中症警戒アラートを発表していっそうの対応を求めています。

長崎地方気象台によりますと、長崎県は8日、高気圧に覆われて晴れており、午前中から気温が上昇しています。

午前11時までの最高気温は、島原市で33.6度、新上五島町で31.9度、南島原市で31.5度、長崎市で31.2度などと各地で気温があがっています。

このうち、長崎市中心部は、日傘を差したり帽子をかぶったりして暑さをしのいでいる人たちの姿が見られました。

このあと、気温はさらに上昇するとみられ、日中の最高気温は、長崎市で32度、佐世保市で31度、対馬市厳原と五島市で30度と予想されています。

長崎地方気象台と環境省は、熱中症の危険性が極めて高くなるとして、6日連続で熱中症警戒アラートを発表していて、熱中症に対するいっそうの対応を求めています。

外出をなるべく避けることや、室内をエアコンなどで涼しくして過ごすこと、運動する場合は、医師や看護師を配置するなどの対策を取ったり、涼しい屋内で行ったりするよう心がけてください。

また、環境省が公開している「暑さ指数」も確認し、熱中症を予防する行動を取ってください。

お年寄りや小さな子どもは特に注意が必要です。


【街の人は】

長崎市の70代の女性は「暑い、暑い。いつもより暑い。ふだんならウォーキングできるが、湿度が高いから歩いていたら途中で具合が悪くなる。外では帽子、日傘、アームカバーをしている」と話していました。

また、連日の暑さについて「2、3日前にベランダで洗濯物を取り込んでいたら熱中症になってしまった。回復したから良かったが、すごく具合が悪かった」と振り返りました。

長崎市の20代の女性は「蒸し蒸しするし、真夏みたいで暑い。体調がついていかない。薄い服を着るようにしている」と話していました。

長崎市に帰省している福岡市の40代の男性は「めちゃめちゃ暑い。ねっとりした感じだ。水を飲むようにしていて、なるべく日中は外に出たくないので朝のうちに用事を済ませようとしている」と話していました。