長崎県 ことし初の食中毒注意報発令 食品の取り扱いに注意を

気温や湿度が高くなり食中毒が発生しやすい環境だとして、長崎県は、ことし初めての「食中毒注意報」を発令し、細菌が増殖しないよう食品の取り扱いに注意するよう呼びかけています。

長崎県によりますと、最高気温が27度以上で平均気温が80%以上などと高温多湿な環境では、細菌が増殖し、食中毒が発生しやすくなります。

こうした状況が県内でも続いているため、県は3日、ことし初めての「食中毒注意報」を発令しました。

期間は、5日午前11時までです。

県内では、ことしに入って3日までに7件の食中毒が発生し、67人が症状を訴えています。

県生活衛生課によりますと、この時期は。カンピロバクターや、病原性大腸菌Oー157などの細菌が増殖しやすい時期だということです。

県は、温度管理が必要な食品はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れ、加熱が必要な食品は十分に火を通して食べるほか、タオルやふきんを清潔に保って肉や魚を取り扱ったあとには必ず手を洗うなど、細菌が増殖しないよう食品の取り扱いに注意するよう呼びかけています。