大村市の市議 LGBTを巡り「軽い問題だ」などと発言

大村市の市議会議員が、2日、大村市で開かれた本会議のあと、LGBT=性的マイノリティーをめぐって「軽い問題だ」などと発言していたことがわかりました。
この議員は発言について「LGBTの人はたくさんいて当たり前のことだかからあえて大きな問題にするのはおかしいという意味だった」と話しています。

大村市では、ことし5月、男性どうしのカップルのうち、1人の続き柄の欄に「夫」と記載した住民票を交付しました。

これについて、3日の市議会の議会運営委員会では、全国的に例がないような事務処理を行う際に意思決定の手続きを改めて整理することなどを求める決議案が出されていました。

この決議案は取り下げられましたが、決議案を提出したうちの1人、朝長英美議員が市議会で開かれた本議会のあと、報道陣の取材に対し、LGBTをめぐって「軽い問題だ」などと発言していたことがわかりました。

朝長議員はこの発言についてNHKの取材に対し、「LGBTの人たちは周りにたくさんいるから当たり前のことだと思っている。いろんな人がいるのだからLGBTの人も普通の人としての扱いをしていいのに、それを、あえて大きな問題としている世の中がおかしい」と話しています。

その上で、「発言に問題があったとは思っていない」と説明しています。