県内の運転免許の学科試験 20の外国語で受験が可能に

外国人労働者の受け入れが拡大していることなどを受けて28日から県内で実施される運転免許の学科試験があわせて20の外国語で受験が可能となりました。

警察庁は、外国人労働者の受け入れが拡大していることから、より円滑に運転免許を取得できるように新たな外国語による運転免許の学科試験などを作成し各都道府県警察に導入の拡大を促しています。

これを受けて、長崎県警察本部では28日から運転免許の学科試験や外国免許の切り替えにおける知識の確認で新たな外国語を導入することになりました。

これまでは第1種運転免許および仮運転免許の学科試験では、英語、中国語、それにベトナム語の3言語、第2種運転免許および仮運転免許の学科試験では、英語が導入されていましたが、28日から原付免許と小型特殊免許を除き、スペイン語や韓国語などあわせて20の外国語で受験が可能となります。

警察によりますと、去年1年間、県内では第1種運転免許および仮運転免許の学科試験の受験者およそ1万8000人のうち、外国語による受験者は英語が167人、ベトナム語が144人、中国語が64人のあわせて375人だったということです。

外国語による試験は大村市の運転免許試験場では言語の選択に関する事前の予約なしで受験できるほか離島の警察署での出張試験でも事前に窓口で申請すれば受験可能だということです。