諫早市 小学生たちが古代米の一種「赤米」の田植えを体験

諫早市では、14日、地元の小学生たちが古代にも栽培されていたと考えられている「赤米」の田植えを体験しました。

諫早市の小長井町には海岸沿いに7世紀ごろのものと見られる古墳があり、地元では地域の歴史や自然を学ぶ体験学習の一環として、25年ほど前から子どもたちが古代米の一種「赤米」を育てています。

14日は地元の3つの小学校の5年生およそ20人が集まり、田んぼで「赤米」の田植えを体験しました。

子どもたちは農家の人から苗の植え方について教わったあと、田んぼにはられた目印のひもに沿って1本1本手で苗を植えていました。

作業をした田んぼは水がはられてぬかるんでいて、子どもたちは時折、足をとられながら、一生懸命、苗を植えていっていました。

田植えを体験した女子児童は「まっすぐ苗をさすところが難しかったです。苗が元気に育ちおいしく食べたいです」と話していました。

また、別の男子児童は「農家の人たちの大変さがわかりました。稲が実ったらありがとうという気持ちを込めて食べたいです」と話していました。

14日植えた「赤米」はことし10月下旬ごろ収穫する予定で、収穫のあとは子どもたちが自宅や学校の給食で食べることにしています。