セレッソ大阪 毎熊晟矢選手 オランダリーグ移籍めざし離脱

サッカー男子、日本代表のディフェンダーでセレッソ大阪の毎熊晟矢選手がオランダ1部リーグへの移籍をめざしてチームを離脱することになりました。

長崎県出身で26歳の毎熊選手は右サイドバックとしてプレーし、試合終盤まで走り続ける豊富な運動量が持ち味で、フィジカルの強さをいかした粘り強い守備と積極的な攻撃参加に定評があります。

セレッソではおととしからプレーし、昨シーズンはJリーグのベストイレブンに初めて選ばれました。

日本代表には去年9月の強化試合で初めて招集されると、ワールドカップのアジア2次予選などこれまで8試合に出場して攻守で存在感を示していましたが、ことし5月に右足をけがして以降は代表に選ばれていませんでした。

セレッソは13日、毎熊選手が海外への移籍を前提とした準備のためチームを離れることになったと発表しました。

関係者によりますと、毎熊選手はオランダ1部リーグ、AZアルクマールからオファーを受けていて、今後、現地でのメディカルチェックを受けたうえで、正式に契約を結ぶ見通しだということです。

【毎熊選手を小6から中学卒業まで指導したサッカークラブ代表の話】
長崎市を拠点に活動するサッカークラブ、「ブリストル」で代表を務める大久保誠さんは、毎熊選手を小学校6年生から中学卒業までの4年間指導しました。

大久保さんは「彼が望んだステージに立てておめでたいと思う。3日前に連絡をもらった際には祝福の言葉をかけた。本人はてれくさそうにしていた」と話しました。

その上で「まさかここまでの選手になると思わなかったが、これまでの成長を見ると納得できる。きっと海外でも通用するし、やってもらえると思う。プレッシャーをかけるつもりはないが、今に至るまでは多くの支えがあったと思うので、
責任感を持ってプレーしてほしい」とエールを送っていました。

【毎熊晟矢選手は・・・】
毎熊晟矢選手は26歳。

小学1年生のときに大分県から佐世保市に引っ越し、小学2年生から中学卒業までは長崎市で過ごして、地元のクラブチームでプレーしました。

中学卒業後は東福岡高校、大阪の桃山学院大を経て、2020年にV・ファーレン長崎でプロデビューを果たしました。

サッカー選手としての転機となったプロ1年目には、フォワードからサイドバックにコンバートされ、リーグ戦36試合に出場し、3得点をマークしました。

V・ファーレンには2シーズン所属し、おととしからはJ1のセレッソ大阪でプレーしています。

昨シーズンはJリーグのベストイレブンに初めて選ばれました。

日本代表には去年9月の強化試合で初めて招集されると、ワールドカップのアジア2次予選などこれまで8試合に出場して攻守で存在感を発揮しました。