活水女子大 来年度から男子受け入れ 女子大の名称は変更せず

長崎市に本部がある「活水女子大学」は、来年度から男子学生も受け入れることを決め、5日、発表しました。
男子学生を受け入れるのは「看護学部」で、大学では「女子大学」の名称は変更しないとしています。

これは、5日、「活水女子大学」が記者会見を行って発表したものです。

それによりますと、来年度から4つある学部のうち「看護学部」で男子学生も受け入れることを決めたということです。

活水女子大学の「看護学部」は、平成21年に大村市にある長崎医療センターの敷地に新たに設けられた学部で、看護師や保健師の育成を行ってきました。

大学によりますと、看護職については男性へのニーズが高まっており、男子学生も受け入れてもらいたいとする要望が寄せられていたということで、大学では「地域の医療に貢献するために男子学生の受け入れを決めた」と説明しています。

ただ、男子学生を受け入れたあとも「女子大学」と付く名称については変更しないとしています。

活水女子大学の広瀬訓学長は「看護の仕事は今まで女性が中心となっていたが、勇気をもって活水に進学し看護師として活躍してくれる男性を求めたいと考えている」と話しています。