長崎県や長崎市などが図上訓練 大雨や地震の際の連携を確認

梅雨の時期を前に長崎県や長崎市などは大雨や地震で被害が出た際の互いの連携を確認する図上訓練を、24日、行いました。

訓練には長崎県と長崎市、長与町、それに時津町の担当者およそ70人が参加し、それぞれの庁舎をオンラインで結んで行われました。

訓練は大雨のほか、橘湾を震源とする地震が発生したとの想定で始まり、会場に緊急地震速報が流されるとそれぞれの機関に災害対策本部が設置されました。

このあと、消防や警察などと連絡を取りながら被害情報を把握する手順や自衛隊に対し県から災害派遣要請を行う手順について確認をしていました。

長崎県などでは25日は大雨や地震を想定し、およそ60の関係機関からおよそ500人が参加して実際に救助などの手順を確認する総合防災訓練を行うことにしています。

訓練に参加した長崎県の池田聡危機管理対策監は「実際に災害が起きた時に、どのような動きをするのか体感することができた。今後は、県民にどのように正確な情報を伝えるのかを改善していきたい」と話していました。