大火砕流から33年を前に 追悼のキャンドル作り 島原市

43人が犠牲になった雲仙・普賢岳の大火砕流から来月3日で33年になるのを前に、10日島原市の小学校で追悼行事でともされるキャンドル作りが行われました。

このキャンドル作りは、島原市の「雲仙岳災害記念館」が毎年、地元の小学校や中学校などと協力して制作しているもので10日は、島原市立第五小学校の3年生の児童60名が参加しました。

まず、イベントに先立って記念館の広報担当の林昌平リーダーが学校がある地域も噴火で大きな被害を受けたことなど説明し、児童たちは真剣な表情で聞き入っていました。

続いて、児童たちは溶かしたろうを牛乳パックの容器に流し込んで固めてキャンドルを作り、最後に犠牲になった人たちへのメッセージを書き込んでいきました。

参加した女子児童は「もう2度と噴火しないよう願って書きました」と話していました。

10日作ったキャンドルは、6月3日の追悼行事でともされます。