機械部品製造の工場 大村市に建設へ 県庁で立地協定の締結式

東京に本社がある機械部品を製造する会社が新たに大村市に工場を建設することになり、25日、県庁で立地協定の締結式が行われました。

大村市に新たに工場を建設することになったのは、東京に本社を置き、航空機の機体や宇宙関連の部品などを製造する「平和産業」です。

25日は、八尾泰弘社長と大村市の園田市長が県庁を訪れ、大石知事を含めた3者で立地に関する協定書を取り交わしました。

式の中で、大石知事は「すばらしい企業に来て頂きうれしく思う。県内の産業への新たな刺激となるとともに、魅力ある働く場として長崎に力を貸してほしい」と述べました。

また、園田市長は「高い技術力がある企業に来てもらい心強い。いい仕事ができるよう全力でサポートしたい」と述べました。

これに対して、八尾社長は「輸送コストや交通の利便性をふまえ大村市に立地することにした。経営を担える次の世代の育成も目的にしていて、試行錯誤しながらやっていきたい」と述べました。

会社によりますと、大村市に建設する工場では、県内の造船所向けの船舶関連の部品などを製造するということで、来年4月から稼働を始める予定だということです。

また、今後5年間で新たに15人を採用する計画で、県内の高校や大学からも積極的に採用していきたいとしています。