県内 去年の自殺者数226人 前年より10人増

去年1年間に県内で自殺した人数は226人で、前の年より10人増えました。

長崎県警察によりますと、県内で去年1年間に自殺した人の数は226人と、前の年より10人増えたということです。

男女別で見ると、男性は158人、女性は68人で、男性がおよそ7割を占めています。

また、年代別では、60代が45人と最も多く、次いで70代が41人、50代が37人となりました。

また、19歳以下は5人で、去年よりも1人増えました。

自殺の原因や動機として最も多かったのが心身の健康問題で、次いで経済的な困窮や生活苦を含む経済・生活問題や、家庭問題が多かったということです。

県内の自殺者数は統計が残る最も古い昭和53年は280人で、その後、平成15年の482人がピークとなり減少傾向が続きましたが、令和に入ってからは横ばいで推移しています。

長崎県警は専門的な機関への相談を呼びかけていて、相談窓口「こころの健康相談統一ダイヤル」の電話番号は、0570(064)556です。