佐世保実業高校で“パワハラ”の疑い 運営法人の理事長が退任

佐世保市の私立高校で複数の教職員に威圧的な言動を繰り返すパワーハラスメントの疑いが持たれていた学校法人の理事長が、「生徒を動揺させた責任をとる」として、19日、退任しました。

佐世保市の佐世保実業高校は、昨年度までの5年間に高校の教職員あわせて78人が退職していて、高校が先月、教職員を対象に実態を調べるアンケート調査を行ったところ、高校を運営する学校法人の女性理事長からパワハラを受けたという回答が複数寄せられていました。

高校によりますと、この問題について対応を検討するため、臨時の理事会が19日開かれ、この中で理事長は「学園に混乱を生じさせ生徒を動揺させた責任をとる」と申し出て、理事長を退任したということです。

高校は近く保護者への説明会を開くことにしていて、「より充実した教育環境・職場環境を整備して教育機関としての職責を果たしていく所存です」とコメントしています。