「アミュプラザ長崎」昨年度の売上高249億円 過去最高に

JR長崎駅に隣接する商業ビル「アミュプラザ長崎」の昨年度、2023年度の売上高は「新館」の開業や「本館」のリニューアルなどの効果でその前の年度より30%以上伸びて249億円と過去最高となりました。

「アミュプラザ長崎」を運営するJR長崎シティによりますと、去年4月からことし3月までの昨年度、2023年度のアミュプラザ長崎の売上高は、その前の年度より61億円、率にして32.8%増えて249億円となりました。

これは、これまでで最も大きかったコロナ禍前の2018年度の210億円を上回り過去最高となりました。

施設への入館者数もその前の年度より596万人、率にして50.5%多い1777万人となり、こちらも過去最高でした。

昨年度、去年11月にアパレルを中心とする「新館」が開業し、新館だけで4か月半ほどの間に62億円の売り上げがあったほか、「本館」も先月、過去最大規模となるリニューアルが行われ、1階部分は「デパ地下」をイメージしてお総菜などの食料品を充実させた結果、連日、多くの買い物客や観光客でにぎわっているということです。

さらに、新幹線の開業に伴って長崎駅の高架下に新設された「長崎街道かもめ市場」もことし2月に行われた「長崎ランタンフェスティバル」の経済効果で、単月として過去最高の売り上げだったということです。

「アミュプラザ長崎」は、新規開業や改装が終わり今年度は通常期に戻ってますが、JR長崎シティでは「館内の企画や駅前広場でのイベントを通じてさらに売り上げを伸ばしていきたい」としています。