対馬市選管 期日前投票期間が誤記載の入場券は約7900通

衆議院長崎3区の補欠選挙に向けて対馬市選挙管理委員会が有権者に送った投票所入場券の一部に期日前投票の期間が誤って記載されていた問題で、市の選挙管理委員会は記載が誤ったまま発送された入場券はおよそ7900通に上ると発表しました。

対馬市選挙管理委員会は、今月28日に投票が行われる衆議院長崎3区の補欠選挙で、期日前投票の期間が誤って記載された投票所入場券を有権者に発送していました。

この問題で、市の選挙管理委員会が調査を行った結果、記載が誤ったまま発送された入場券は、全体の3分の1にあたるおよそ7900通に上ることがわかったと、15日、発表しました。

これについて、市の選挙管理委員会は、印刷会社で制作した際に、ことし3月の対馬市長選挙のデータを残したまま印刷し、その後、選挙管理委員会が確認しないまま発送したことが原因だとしています。

選挙管理委員会では、新たな入場券を発行すると二重投票などの混乱をきたす危険性があることから、再発行はしないこととし、有権者にはすでに発送した入場券を使用するよう呼びかけることにしています。

今回の問題を受けて対馬市選挙管理委員会は「今後は選管での確認を徹底するとともに、印刷会社と協議をして、再発防止に努めたい」としています。