米海軍基地 「メインベース」の一部を10年ぶりに一般開放

佐世保市にあるアメリカ海軍の基地で大部分を占める「メインベース」と呼ばれる場所の一部が10年ぶりに一般に開放され、多くの市民がふだん見ることができない基地や艦艇の中を見学しました。

この一般開放は、アメリカ海軍佐世保基地が行ったもので、ことしは、基地のオフィスやフードコートなどがあり、大部分を占める「メインベース」と呼ばれる場所の一部が、10年ぶりに解放されました。

この中で、マイケル・フォンテーン司令官が「7か月前に着任後、すぐに議論してメインベースの一般開放を決めた。私たちはともに一つのコミュニティーだ」と話しました。

基地の中では、隊員や家族らによる出店が並び、訪れた市民が、アメリカならではのホットドッグやステーキなどを楽しみました。

また、アメリカ海軍の揚陸艇「LCAC」が走行するデモンストレーションが行われたほか、基地に配備されている強襲揚陸艦などの内部も公開され、写真に収める人の姿も見られました。

佐世保市の中学1年生の女の子は「船は間近で見るととても大きかった」と話し、母親は「初めて中に入ったが広くて船の中も見られて楽しかったです」と話していました。