長崎市長銃撃から17年を前に 暴力追放の市民集会

長崎市の伊藤一長元市長が銃撃され死亡した事件から、今月17日で17年となるのを前に長崎市で暴力追放のための市民集会が開かれました。

長崎市の伊藤一長元市長は、4期目を目指して選挙活動中だった17年前の2007年4月17日、JR長崎駅近くの選挙事務所の前で暴力団員に拳銃で撃たれ死亡しました。

長崎市では事件のよくとしから暴力追放のための市民集会が開かれていて、13日は、およそ700人が参加しました。

はじめに長崎市の鈴木史朗市長が「悲惨な事件を風化させることなく、気持ちを一つにして暴力のない安全安心なまちにしていきましょう」とあいさつしました。

そして、暴力追放の宣言が読み上げられ参加者は、暴力のないまちづくりへの決意を新たにしました。

このあと、参加者は「暴力追放ひろげる人の和いのちの輪」と書かれた横断幕を掲げながら長崎市の中心部を歩き、「暴力のない安全安心なまちをみんなでつくりましょう」と呼びかけました。

参加した少年補導員の68歳の男性は「子どもたちが非行に走らないよう声かけを通して健全な方向に導いていきたい」と話していました。