諫早のレストランで食中毒 ノロウイルス検出 2日間営業停止

先月下旬に諫早市のレストランで食事をした客19人が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち7人からノロウイルスが検出されました。
このほか従業員2人からもノロウイルスが検出されていて、県は、このレストランを原因とする食中毒と断定し、6日から2日間の営業停止の処分としました。

営業停止の処分となったのは、諫早市宇都町の「レストランプルニエ」です。

県生活衛生課によりますと、先月28日から31日までにこのレストランで魚介などを使った懐石料理を食べた19歳から72歳までの客、あわせて19人が下痢やおう吐などの症状を訴えたということです。

このうち、9人が医療機関を受診しましたが、全員が回復に向かっているということです。

保健所が調べたところ、症状を訴えた客のうち7人と、調理を担当する従業員2人からノロウイルスが検出されました。

このため、県はこのレストランを原因とする食中毒と断定し、6日から2日間の営業停止の処分としました。

「レストランプルニエ」を運営する、「魚荘」は「発症されたお客様とそのご家族の方々には多大なる苦痛とご迷惑をおかけしたことを心より深くお詫び申し上げます。従業員の体調管理を再徹底するなど、食の安全・安心の確保に一層の万全を期して参る所存です」とコメントしています。

県によりますと、ことしに入ってから県内で食中毒が発生したのはこれが5件目で、このうちノロウイルスが原因のものは3件だということです。