若年性認知症の人を支援する専門のサポートセンター 県が開設

「若年性認知症」の人に対する支援の充実を図ろうと、長崎県は、今月から県庁内に専門のサポートセンターを開設しました。

長崎県は、これまで年齢に関わらず認知症の人に対する支援を行っていましたが、全国的に65歳未満で認知症と診断される「若年性認知症」の人の人口あたりの割合が増えていることから、今月から県庁内に専門のサポートセンターを開設しました。

サポートセンターは、県庁の長寿社会課内に設置され、保健師が常駐して電話や来庁での相談に応じ、必要に応じて関係する支援機関につなげるということです。

また、県では、今後、当事者どうしが互いの悩みを相談したり、情報を共有したりするつどいを月に1回程度の頻度で開催するということです。

長崎県長寿社会課は「若年性認知症は現役世代で発症した場合、経済的に大きな影響が考えられる。状況や環境に応じて、利用できるサービスや制度を紹介できるのでセンターに相談してほしい」と呼びかけています。

サポートセンターは平日の午前10時から午後3時までで、専用の電話番号は095−895−2437です。