五島市の病院の医師 パワーハラスメントで戒告の懲戒処分

五島市の病院で医師が看護師に対して怒鳴ったり壁を殴ったりするパワーハラスメントを行っていたとして、戒告の懲戒処分を受けていたことがわかりました。

戒告の懲戒処分を受けたのは、五島市にある「五島中央病院」の医師です。

NHKが行った情報公開請求によりますと、この医師は3年前の令和3年、看護師を怒鳴りつけたり看護師とのやりとりの後に壁を殴りつけるなどの威圧的な態度を取ったりしたということです。

五島中央病院は県や7つの市町でつくる「長崎県病院企業団」が運営していて、病院企業団は、これらの行為はパワハラにあたると認定し、この医師を戒告の懲戒処分としました。

この医師は先月末で退職したということです。

病院企業団の調査に対して医師は「自分のやり方は間違っていたかもしれない。今後はこういうことがないようにしたい」と話していたということです。

長崎県病院企業団はNHKの取材に対して、「今回の事案を受けて職員に対してハラスメントを防止する研修を受講するよう促すなど再発防止に努めている。働きやすい職場となるよう引き続き、対応していく」と話しています。