長崎県警捜査1課の幹部だった警視がパワハラで処分

長崎県警察本部の刑事部捜査1課の幹部だった50代の警視が部下に対して個人を否定するような発言を繰り返すパワーハラスメントを行っていたとして処分を受けていたことが分かりました。

処分を受けたのは長崎県警察本部の50代の警視です。

NHKが行った情報公開請求や関係者への取材によりますと、この警視は捜査1課の幹部を務めていたことし1月中旬、ほかの職員がいる前で部下の男性職員に対して、「何も考えていないだろ」などと個人を否定するような発言を繰り返し行っていたということです。

被害を受けた職員がほかの上司に相談したことから発覚したということで、県警察本部は警視の行為がパワハラにあたるとして、先月15日付けで、所属長訓戒の処分としました。

警視は聞き取りに対し、事実関係を認めた上で、「被害職員に対して、本当に申し訳なく思う」と話しているということです。

県警察本部は公表基準に満たないとして、処分や警視の所属などを明らかにしていませんでした。

長崎県警察本部監察課は「ハラスメントの防止および、早期把握に向けた取り組みを強化していく」としています。