七管海保 巡視船で同僚から2000円盗んだ職員を懲戒免職

第七管区海上保安本部は、対馬海上保安部の20歳の職員が巡視船での勤務中に同僚の財布から現金2000円を盗んだとして免職の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは、対馬海上保安部の20歳の男性職員です。

対馬海上保安部によりますと、この職員はことし1月、対馬市厳原町に係留していた巡視船で勤務していた際、同僚の乗組員の財布から現金2000円を盗んだということです。

職員は海上保安部の調査に対して盗んだことを認めたうえで「遊興費として使った。深く反省している」と話していたということです。

海上保安部はこの職員を盗みの疑いで検察に書類送検するとともに公務員としての信頼を失墜させたとしてこの職員を29日付けで免職の懲戒処分としました。

対馬海上保安部の奥田眞康部長は「国民の皆様からの信頼を損なったことに対して深くおわび申し上げます。職員に対して綱紀粛正を徹底し再発防止に万全を期するとともに失われた信頼の回復に全力を尽くす所存です」とコメントしています。