東日本大震災のパネル展始まる 長崎市立図書館

東日本大震災からまもなく13年になるのを前に、地震直後の被災地の様子や、その後の町の変化を記録した写真などを紹介するパネル展が、6日から長崎市で始まっています。

このパネル展は、今月11日で東日本大震災から13年になるのを前に、市民が撮影した地震直後の町の写真などを通して、震災についてより多くの人に知ってもらおうと開かれたもので、会場には写真パネルを含むおよそ100点の展示物が並んでいます。

このうち、地震から4日後に撮影された写真パネルには、被災者が、電気がない環境でランタンの明かりを囲み、日々を過ごす様子が撮影されています。

また、同じ場所から撮影された3枚つづりの写真パネルは、地震の発生直後から復興に向けて変化していく町の様子が捉えられていて、訪れた人は真剣な表情でパネルを見つめていました。

パネル展を主催する奥村志都佳さんは「自分たちの生活を軸にしたところで伝えられることはないかと考えた。もしもの時についても気を向けてもらいやすいのではないかと思う」と話していました。

このパネル展は、今月13日まで長崎市立図書館で開催されています。