対馬市長選 現職の比田勝尚喜氏が3回目の当選

いわゆる「核のごみ」の処分地受け入れの是非をめぐって論戦が交わされた長崎県対馬市の市長選挙は3日、投票が行われ、無所属の現職で、自民党と公明党が推薦した比田勝尚喜氏が3回目の当選を果たしました。

対馬市長選挙の開票結果です。
比田勝尚喜、無所属、現、当選、1万3306票。
荒巻靖彦、無所属、新、1725票。

無所属の現職で、自民党と公明党が推薦した比田勝氏が3回目の当選を果たしました。

比田勝氏は69歳。
対馬市の副市長などを経て、平成28年の対馬市長選挙で初当選しました。

対馬市では、原子力発電に伴って発生する高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の処分地受け入れをめぐり、去年9月、比田勝市長が調査を受け入れない意向を表明し、今回の選挙では処分地受け入れの是非をめぐっても論戦が交わされました。

当選した比田勝氏は「この1週間、各地域を回った中でも、核ごみ受け入れに反対という私の考え方に賛同してくれた市民が多かった。私は今後の市政にこのことを生かしていきたいと思っている」と述べ、処分地の受け入れに反対していく考えを改めて示しました。