佐世保市職員の通勤手当不正受給 あらたに任用職員2人減給に

佐世保市は、通勤手当あわせて57万円余りを不正に受給したとして、会計年度任用職員2人を1日、減給処分にしました。

減給処分を受けたのは、佐世保市の保健福祉部と市民生活部に所属する、いずれも会計年度任用職員あわせて2人です。

佐世保市によりますと、2人は、通勤手段を「バス通勤」と申告したうえで、職場に定期券のコピーを提出したあと、定期券の払い戻しを行う方法で、通勤手当あわせて57万6000円余りを不正に受給していたということです。

佐世保市は、去年12月、別の職員が通勤手当の不正受給をしていたことがわかり、懲戒処分を行ったことをきっかけに、ほかの職員についても調査を行ったところ、2人の不正受給が発覚したということです。

市は、公務員全体の信用を著しく失墜させる行為だとして、この2人にそれぞれ減給10分の1、1か月の処分を行いました。

また、今回の問題で、監督責任のある課長補佐級の職員1人と次長級の職員1人をいずれも口頭で厳重注意したということです。

佐世保市によりますと、不正に受給した手当てについては、1人はすでに全額返金し、ほかの1人も返金の意思を示しているということです。

佐世保市は「去年12月に続いて不正受給が相次ぎ、市民の皆様には大変申し訳ない」としています。