離島防衛を想定 陸自と米海兵隊の共同訓練開会式 佐世保市

離島の防衛を想定した陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練が九州・沖縄で始まり、長崎県佐世保市で開始式が行われました。

陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は「アイアン・フィスト」と呼ばれる離島の防衛を想定した共同訓練を来月17日まで九州・沖縄で行い、佐世保市に主な部隊を置く陸上自衛隊の水陸機動団や沖縄に駐留する第31海兵遠征部隊などあわせておよそ2100人が参加する予定です。

25日は佐世保市にある陸上自衛隊の相浦駐屯地で開始式が行われました。

この中で陸上自衛隊の水陸機動団の辻一第2水陸機動連隊長は「日米共同の水陸両用作戦遂行能力を向上させるとともに日米同盟の結束の強さを示すことができる」とあいさつしました。

これに対して第31海兵遠征部隊のマシュー・ダナー隊長は「この地域全体の安全を維持するという揺るぎないわれわれの決意を認識させる」と訓示しました。

訓練は鹿児島県、沖縄県、長崎県、熊本県の4県で行われ鹿児島県の沖永良部島や沖縄県にある海兵隊基地のキャンプハンセンなどでは着上陸訓練や戦闘訓練などを行うとしています。