五島市の大浜小学校で閉校式 思い出の詰まった学校に別れ
長崎県五島市の大浜小学校が今年度いっぱいで閉校することになり、18日、閉校の式典が行われました。
五島市の大浜小学校は、児童数の減少で今年度いっぱいで閉校することになり、18日は、全校児童23人と保護者、それに地域の人などあわせて200人ほどが参加して閉校の式典が行われました。
式典では、森武彦校長が「閉校にはなりますが、学校という枠組みにとらわれることなく、これからも地域社会全体で大浜の子どもたちを愛し、見守っていただきたい」とあいさつしました。
続いて、5年生と6年生の児童たちが、地域の人たちから教わった五島に伝わる伝統の念仏踊り「チャンココ」を披露すると、大きな拍手がおくられました。
そして、校歌を斉唱したあと、森校長から五島市に校旗が返納されました。
式のあと、校舎の前につくられた閉校記念碑の除幕も行われ、児童たちは思い出の詰まった学校との別れを惜しんでいました。
6年生の女子児童は「もうすぐ閉校なんだと実感しました。今まで大浜小学校ありがとうという気持ちと、これまでの卒業生の分まで感謝を伝えて終わりたいです」と話していました。
児童たちは、新年度から2.5キロほど離れた本山小学校に通うことになっています。