長崎大病院の看護師が備品や図書を盗んだとして懲戒処分

長崎大学は大学病院の備品や図書を盗んでフリマアプリに出品したとして病院に勤務する看護師を停職3か月の懲戒処分としました。

懲戒処分となったのは長崎大学病院の看護部に所属する40代の看護師です。

長崎大学によりますと、この看護師は去年、病院で使用されているガーゼや包帯を固定するための医療用テープの箱を複数個と研究用の本4冊を盗み、フリマアプリに出品したということです。

長崎大学によりますと、去年10月から11月にかけ、看護部のほかの職員が出品されている医療用のテープや本が病院で使用されているものと酷似していることから落札して確認したところ、ロット番号が一致したことなどから病院のものだと判明したということです。

その後、アプリのユーザー名などから看護師が出品していたことが明らかになったということです。

看護師は大学の聞き取りに対して「学業の足しにするためお金がほしかった」と話しているということです。

長崎大学はこの看護師を31日、日付けで停職3か月の懲戒処分としました。

長崎大学の永安武学長は「大学職員としてあるまじき行為で、決して許されるものではなく、厳正な処分を決定した。このことを厳粛に受け止め、再発防止にあたっていく」とコメントしています。