五島の小中学校給食に4日間にわたり金属片 被害は確認されず

五島市内の小中学校で、今月、4日間にわたって、給食で提供されたごはんに金属片が混入しているのが見つかりました。
現時点で健康被害は確認されておらず、市教育委員会は「混入した原因の究明を行い再発防止に努めたい」とコメントしています。

五島市教育委員会によりますと、今月18日と26日と29日、それに30日の4日間にわたって、市内のあわせて3つの小中学校で提供されたごはんの中に、長さおよそ1センチの糸状の金属片が1本ずつ混入しているのが見つかりました。

市教育委員会によりますと、18日と26日、それに29日に提供されたごはんは「福江学校給食センター」で、30日は、「富江学校給食センター」で調理されていて、2つの給食センターは、同じ業者から米を仕入れていたということです。

いずれの場合も生徒や教職員がごはんを口に入れる前に異物の混入に気づいたため、現時点では、健康被害を訴える人はいないということです。

一方、給食センターの職員がすべての調理器具や機械を確認したものの、破損は確認されず、なぜ金属片が混入したのか、原因は分かっていないということです。

市教育委員会は「児童生徒や保護者にご迷惑とご心配をおかけして誠に申し訳ございません。混入した原因の究明を続け納入業者の変更なども見据えた再発防止に努めたい」としています。