長崎 新大村駅周辺の再開発 複合施設の一部開業へ準備進む

西九州新幹線の開業を契機にJR新大村駅の周辺では大型の再開発が進んでおり、3月にはマンションや商業施設など7棟の建物からなる複合施設の一部がオープンすることになっています。
これを前に、施設に入居するスーパーの従業員を対象にした研修会が30日、開かれるなど準備が進められています。

JR新大村駅の周辺ではおととし9月に西九州新幹線が開業したのを契機に大型の再開発が進んでいます。

このうち、駅のすぐそばにはマンションや商業施設からなる複合施設の整備が進んでいて、一部の店舗はことし3月7日にオープンする予定です。

これを前に各店舗では開業に向けた準備が進められていて、施設に入居する予定のスーパーは30日、大村市内に従業員100人ほどを集めて研修会を開いていました。

新たな複合施設は新大村駅のそばの2万5000平方メートル余りの土地にマンションや商業施設など7棟の建物が建設される計画で、大村市の活性化への効果も期待されています。

施設に入居する「ゆめマート新大村」の中尾賢孝副店長は「オープンに向けて職員一同で頑張っています。地域の方々と一緒にまちづくりに取り組んでいきたい」と話していました。

一方、再開発が進むJR長崎駅前でも商業施設「アミュプラザ長崎本館」で過去最大規模となる改装工事が行われています。

JR九州のグループ会社が運営する「アミュプラザ長崎本館」では現在、開業以来最大となる大規模な改装工事が行われていてこの春にあわせて36店舗、このうち、3月1日に30店舗がオープンします。

また、5階のレストランゾーンでもリニューアルが進められていてとんかつ専門店「※ハマかつ」が30日からオープンし、29日、報道関者向けに新店舗での内覧会が行われました。

新店舗ではカウンターとボックス席の合わせて63席が設けられ、長崎特産の「からすみ」を豚肉で重ねて揚げた限定メニューが提供されるということです。

JR長崎シティの石田宏輔さんは「JR九州としては、この春で長崎駅前の再開発が一段落するので進化したアミュプラザを期待していてほしい」と話していました。

※まゆはま